墨田区は東京23区の東部に位置する区です。

2012年に開業した東京スカイツリーが区の観光名所になっています。西の区境は隅田川、東の区境には荒川と中川が流れています。毎年7月には全国的に有名な隅田川花火大会が開かれています。

南部地区の横綱には両国国技館があり、力士と日常生活で遭遇する機会が多いのが特徴です。同じく南部地区の錦糸町には新日本フィル交響楽団の本部があり、楽器を抱えた楽団員とすれ違うこともあるなど普段出会う機会のない人達と遭遇できる面白い街でもあります。

錦糸町は商業施設があり、ショッピングに便利な地域です。墨田区は明治時代より近代軽工業の発祥の地として栄え、特に中小零細規模の工業地帯となりました。町工場が多い地域でしたが、国外への移転に伴い減少していきました。近年は工場跡地にマンション、オフィスビル、商業施設が建てられるなど再開発が進み、北部は特に再開発が進んでいます。

向島エリアは若者が比較的少なく、下町情緒にあふれた落ち着いた雰囲気です。東京スカイツリーの開業により、国内外から観光客が訪れ、疲弊した区の経済に活気が戻ることが期待されています。区でも東京スカイツリーによる産業活性化事業が進められています。東京スカイツリーの影響もあり、2012年に墨田区の全用途平均の基準地価は上昇しました。今後も周辺の不動産価格の上昇が予想されます。